グラスやマグカップだけではなく、スプーンなどでもその厚さによって味や温度の感じ方は変わってきます。
今回はその感じ方の違いを、論理的に解説していきます!(`・ω・´)b
温度の変化
医学的に、舌の先端では温度を感じやすく、奥の方では感じにくいとされています。
まず分かりやすくするために、猫舌について解説していきます!
猫舌の人は、温度を感じやすいのではなく、食べ物や飲み物の舌に触れる場所が悪いから厚く感じてしまうだけなのです!
つまり、猫舌の人は、食べ物や飲み物を口の入り口に運び、
猫舌じゃない人は、奥に運んでいるだけなのです!
実際にぼくも猫舌ではないので分かります!
外食時に死ぬほどヒマな時があれば、周りの人を観察してみてください!きっと猫舌じゃない人は、食べ物を奥に運んで、猫舌の人は「あっちゅ~!」と言って舌の先端を熱そうにしているハズです!
グラスの厚さによる温度の変化
これを踏まえたうえで、グラスの厚さについて説明していきます!
グラスの飲み口が分厚いものは温度を感じにくく、薄いものは温度を感じやすいのです。
理由は、グラスが分厚いと、飲み物が流れるときに『高さ』ができるので液体は奥に流れていきます。グラスが薄いと、飲み物は舌の先端に当たります。
なので、アツアツの飲み物は、分厚いマグカップの方が飲みやすく、キンキンに冷えた飲み物は薄いマグカップの方がより冷たく飲めるということですね!
👆ぼくもこのタイプのタンブラーを持っているのですが、このマグカップは、飲み物がかなり奥まで流れていくので猫舌の方にもオススメです!中はステンレスなので保温をしつつ猫舌にも気を遣ってくれます!冷ましながら飲みたい時はフタを外して飲めますよ!デザインもサイズも7種類以上あります!
👆これは実際にぼくが愛用しているマグカップなんですが、とにかく飲み口が薄くて、保温性バツグンです!特に冷たい物を飲む時は、飲み口もキンキンに冷えているので、飲むたびに一回死にます!気を付けてください。
スプーンの厚さによっても温度は変わる
グラスやマグカップだけではなく、スプーンでもその分厚さによって味や温度の感じ方は変わってきます。
例えば、アツアツのポタージュやミネストローネなどを飲む時に、分厚めのスプーンが付いてくることがありますよね?
他にも、かき氷やアイスクリームを食べるときには薄いスプーンが付いてきますよね?
チャーハンが一番分かりやすいと思います。チャーハンはレンゲで食べるからアツアツでも食べやすいけど、薄い金属のスプーンだったら結構アツく感じてしまうと思います。それは、口の奥に食べ物が運ばれているからです!
そんな感じで、スプーンの厚さを変えることで味わいも変えることができます!
味の変化
医学的には、下の先端で甘味を感じ、両サイドで塩味、その少し奥の両サイドで酸味、一番奥、喉の近くで苦味を感じやすいとされています。
ですが、そもそも舌の部位による味の変化は無いとされています。
そんなに曖昧なら実験してみましょう!
いざ、実験!
先ほど言ったように、分厚いグラスは飲み物が奥に流れていき、奥は苦味を感じやすい。薄いグラスは入り口に流れていき、甘味を感じやすい。ということなので、実際に検証してみましょう!
よかったらお手元にアイスコーヒーをご用意ください!(熱さに邪魔をされるのでアイスコーヒーの方が分かりやすいと思います。)
①まず、アイスコーヒーを舌の先端だけに当たるように流してください。
②飲み込んだら、次に、舌の先端がコーヒーに触れないように、舌の先端を飲み口に付けて、口の奥の方に流し込んでください。
どうでしょうか?
①の方が甘みを強く感じ、②の方が苦味を感じませんでしたか?コーヒーが苦手な方はどっちも苦く感じたかもしれませんが、
もし分かりにくかった人は、今の後味を見てみてください。口の奥に苦味が残り、舌の先っぽの方は甘さが残っていると思います。
お酒に当てはめると分かりやすいと思います!
グビグビ飲むお酒(ビール、ハイボール、チューハイなど)は飲み口が分厚く、
味わう系のお酒(ワイン、日本酒、ウィスキーなど)は飲み口が薄いですよね?
グラスが分厚いと必然的に口を大きく開けて飲むことになるのでビールやハイボールが向いています。
薄いグラスで飲むと、飲み物が舌の先端にも当たるので、ゆっくりと味わうことができます。
まとめ
分厚いグラスは温度を感じにくくなり、ゴクゴク飲むのにも向いていて、
薄いグラスは温度を感じやすく、味わいながら飲むのに向いているということが分かったと思います!
ぜひ自分に合った楽しみ方でグラスを選んでみてください!^^